プレゼン本番の緊張は

プレゼンテーションの本番で、よくあるトラブルは、機材トラブルです。プレゼンテーションの内容に頭がいってしまい、機材のことまで気を配ることができない時に起こりやすいと思います。

例えば、ケーブルがHDMIなのに用意できていないとか、パソコンのバッテリーが切れそうだとか、スクリーンにパソコンからうまく投影できないなどです。

また、マイクロフォンとスピーカーを用意しても、ハウリングしたり、なかなかうまくつながらなくて、時間ロスしてしまうケースなどがあります。 こうしたトラブルが起こると、ただでさえ緊張しているのに、いっそう緊張してしまい、その後のプレゼンテーションがボロボロになってしまう可能性があります。

私は、そうした経験はあまりありませんが、実際に、プレゼンテーションのケーブル接続でスタートにつまずいて、その後、見るのもかわいそうなくらい本人が緊張してしまい、全く内容が参加者に伝わらないケースも何度か見ています。

こうした会場での事前準備は、自分で準備する方が良いのかもしれませんが、当日はプレゼンテーションの内容で頭がいっぱいいっぱいでしょう。準備することを十分認識していても、つい忘れてしまうかもしれません。

そこで、 私がお勧めするのは、どなたかに事前に準備してもらうことです。会場の担当の方や自分のアシスタントの方々に頭を下げてお願いをすることです。 そうすることで、プレゼンテーションに集中できます。

また、プレゼンテーション中に頭が真っ白になったり、緊張感で何を言っているか分からなくなったりする場合があるかもしれません。たとえないにしても、プレゼンテーションの進行表を作っておくことです。プレゼンテーションの進行表は、スタート時間から1分おきにどのページを説明するのかを書くことです。

そして、その進行表の中にプレゼンメモを入れましょう。プレゼンメモは16Pくらいの大きな文字で、要点やキーワードを箇条書きに書いたものです。原稿を書く必要はありません。とっさに、ぱっと見た目ですぐに内容を思い出せればそれで良いのです。

私の場合は、散々準備をして、プレゼンメモも用意して、リハーサルも何回も行うのですが、会場に入り多くの参加者を見てしまうと、どうしても緊張してしまいます。知り合いの参加者に聞いた話では、私の表情がいつもより硬くなっているそうです。緊張感をほぐすために、私は1番前の席か、2列目に座っている参加者の1人に、あたかも直に語りかけるように話をするように心がけています。その方の視線がずっと自分を見ているようであれば、その方に質問をして話をするようにします。

例えば、「今、説明しましたが、ほんとうにこういうことってあるんですよね。こうしたトラブルを経験したことはありますか」といった簡単な質問をすることです。 相互に交流することで自分の緊張感もだんだんなくなりますし、会場も和むのです。

 

とにかく、本番で緊張しないためには、しっかりと練習をすること、そして必要な準備をリストにしておいて、当日事前にきちんとチェックをする、もちろん、前日の食事やお酒、本番前の食事には気をつけましょう。最後は、必ず成功すると自分に言い聞かせて、堂々と胸を張ってプレゼンテーションしてください 。

 

 

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