週報の書き方で社員のプレッシャーをみる


週報の内容に、来週以降の予定を未来形で書き、決意の込めた文書であれば、その社員はモチベーションが高いと思います。
文字数が多い社員もモチベーションの高い社員です。目の前の仕事を普段からたくさん自分で考えているからです。逆に、文字数や文章が少ない社員は、何かに疑問を持っていて、モチベーションも高くない場合があります。

例えば、 会議で報告をしなければいけない場合です。

■モチベーション高い例
1月28日の管理部会で、前回の会議で意見があった売上帳票の問題点を報告する。
現在の売上帳票は、すでに販売中止となった製品分類記号や、古い分類コード(A123、C654)が残っており製品売上集計時に毎回削除して時間がかかっていてこれを改善したい。メンテナンスのコンソールでできないのが原因で毎回、外部ベンダーに依頼しなければならない。会議の前に外部ベンダーにカスタマイズしたらいくらぐらいかかるのかを聞いておき予算について部長と相談する。

■モチベーションが低い例
1月28日、管理部会、 売上帳票の問題点報告予定。

モチベーションが高い例では、具体的に問題点を指摘しており、今後の行動について決意を込めて書いています。 モチベーションが低い例では、漢字熟語や体言どめで 文章になっておらず、本人の意思や決意もありません。 おそらく、この場合、問題点を報告するための準備はまだ始めていないのか、あるいは、他の仕事で忙しく、それどころではないと言う状況であると推察できます。

また、毎週きっちりと月曜日に週報を出していた社員が、急に遅れがちになったり、提出しなくなってくることもあります。こうした場合、大変なプレッシャーが本人にかかっている場合が多いものです。

ある程度、社員には余裕を持たないと、正しい判断もできませんし、良い仕事もできません。ですので、こうした社員には声をかけてあげることです。 おそらく、何かの仕事で行き詰まっていることがあるはずです。

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